2023.4

 

急に暖かくなり、桜もすっかり葉桜となり、葉の緑も濃くなってきました。

 

今日は、珍しく雨で小寒い日となっています。

窓から外を見つつ、ボーッと自分の歳はいくつか数えてます・・・

時々わからなくなるんです・・自分の歳が。(歳を取りすぎ?)

「令和」も何年だっけ?とか思います。

西暦で考えることが多いので今年は令和4年くらいかなー・・

とか思っていましたら令和5年だそうです。

 

カルチャーセンターなどで教えるようになって、はや25年。

結構1週間隙間なく仕事をしてきましたが、

「風邪や発熱」などでの休講は無いのが自慢です。。(そこ?)

でも、ぎっくり腰などの腰痛では2・3回ほど休みました。

 

 

講座内容が少しマンネリ化してきたので、今年は新しいジャンルを作りました。

「英字で書道」・・・書道の要領で英字を表現し、大胆に繊細に和モダンな

背景をあしらうカルチャーです。

 

 

今回はその「英字書道」を紹介します。

 

和紙に太筆でブルー系・の曲線を描き、細くて濃いめのラインを添えます。

乾いたら薄墨で「蝉の声」を、濃い墨で「How silent soaks into the rocks」

を大胆に書き入れ、筆飛沫をあしらいます。

 

   「静かさや  岩に染み入る 蝉の声」

 

俳句や百人一首と合わせると和モダンになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

もう1枚は最近何かと話題の「猿」。

 

サンプルは古代文字です。

古くはつくりに「猿」ではなく「援」のつくりを用いました。

このつくりの意味は、一つのものを上下から手で引く形。

引いて助けるので「助ける」意味合いも持ちます。

 

猿はその「ケモノ」なので「支え助け合うケモノ」という解釈もあります。

 

愚かな事を「猿」のようだ・・と言った方も言われて憤慨している方も、

どちらも自分は「猿より上」と思っているのでしょうね。

 

画仙紙に古代文字の「ケモノ編」をかき、「援」のつくりの古代文字を書きます。

所々に水でぼかしをつくり最後に黄色のラインでアクセントを入れます。

このぼかしを上手に入れると素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

いい文字です。

「猿」で言い争いをしている方々・・・「猿」にとっても失礼だわよ。

 

 

では、また5月の爽やかな頃合いにお便りしますね。

 

 

 

   さとだてゆめこ