2022.9

 

皆さんこんにちは。

やっと秋の気配が漂うこの頃になりました。

お店屋さんに、葡萄・梨・栗など並ぶと「おー・・秋」と思わず口に出ます。

 

でも「値上げの秋」とマスコミで盛んに言われています。

TVでは言いませんが、画材・文具もかなり値上げするそうです。

既にボチボチ見受けられます。

先週まで900円だった筆が1週間後に1400円になっていました。

280円だった絵具が350円になっていたり・・お気に入りの絵具が

輸入されなくなったり・・・

 

筆に関しては「イタチが取れなくなった」と言われましたが、

「イタチって、今までは魚の様に取ってたのね・・」

と、不思議な感じでした。(大事に使います・・・)

 

海外からの画材などは石油の高騰・・という話でした。

遠いところの「戦争」は場所は遠いかもしれませんが、やはり色々なところにじわじわと影響が出てきています。

終結に向けて裏では模索が続いているのだとは思うけど、今一つ進展してない

気がします。

 

 

 

さて、今回紹介するカードは「秋カード」です。

 

「天高く・山粧い(よそおい)・うろこ雲」の制作は画仙紙を使用します。

カード下に細目の平筆でオレンジや黄色ピンクで色づいた山を描きます。

乾いたら金と銀のアクリル絵の具をつまようじの頭でぷつぷつ模様を入れます。

「うろこ雲」は牛乳(私は豆乳で)を筆でポチポチ置いて乾いたら

上から空青で塗ります。専用の白抜き剤の絵具も売っていますが牛乳で大丈夫です。(全ての用材は台所にある)

 

乾いたら和文字を堂々と書き入れます。

画仙紙ですので、じんわりと滲むのですが、文字はにじみ過ぎないように

濃いめの絵具で書きましょう。

 

ちなみに「天高し」はもちろん「天高し馬肥ゆる秋」と続きますが、

これは元々は中国のことわざで・・秋になると騎馬民族の馬が肥えて

力をつけて侵入して来る事を恐れていたのだそうです。

そのあとに来る「気をつけよう」は中国民族も我々も気をつける中身は

違うけどいっしょだわ。

 

 

 

 

 

 

 

もう1枚は「トンパ文字の秋」です。

中国雲南省ナシ族が使っている象形文字です。

上の傘みたいな所が「気候・季節」を表します・

中のお花みたいな所は収穫物を・・下の台みたいなところは畑を表しています。

「畑で収穫物が取れる季節」という意味で「秋」という文字になります。

文字らしくなくて可愛らしいトンパ文字です。

 

こちらも画仙紙で作ります。

真ん中辺りにからし色で円を描き、乾いたら濃いめの墨で文字のラインを書き

文字の空いている所に色を塗りこみます。

色は適当に秋らしい色を使いましょう。

 

下に「TOMPA Autumn」と書き青緑の太ラインを入れて完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

食欲の秋・スポーツの秋・芸術の秋などなど・・はいいとして、

アッチもコッチもソッチもバタバタしているけど・・

少しは落ち着く?訳ないか・・

 

お元気で。

 

 

  さとだて