2022.4

 

皆さんこんにちは。

中々停戦に至らない「ロシアとウクライナ」。

中々減りきらない「コロナ」。。

と、落ち着かない日々です。

 

 

でも、季節は移ろい・・・花は咲き・虫もはい出て、生き物の世界は人間界にお構いなしな姿で、少しほっとします。

 

私は風光明媚な鎌倉材木座海岸の目の前から平塚に越してきて3年弱になります。

友人達からは「都落ち」と言われていますが・・・

今の住居の目の前は大きな木の生い茂る神社と公園があります。

そこに市の施設のピンクの洋館があり、庭にたくさん・たくさん薔薇をはじめとした

草花が植えられていて、目を楽しませてくれています。

 

寒い冬や、冷たい雨の日も・風吹く日もせっせと土を掘ったり植え替えたり肥料をやったり・・の世話人のお陰です。

ありがとうございます。

 

特に薔薇はたくさん植えられています。 

色々な名前がつけられていますが、きっと作った人の思いや夢が込められているのでしょう。

 

薔薇の中に「ピース」という品種があります。

写真を見ると大輪でクリーム色がかった黄色で美しく威厳があります。

この薔薇はフランスの育種家(フランシス メイアン)が作ったそうですが、

1639年に第二次世界大戦が勃発し、ナチスドイツの侵攻にあったフランスが降伏した時、この薔薇が消滅の危機に見舞われたそうです。

 

その時にアメリカの関係者に「何とかこの薔薇の苗を・・」と渡したそうです。

米国に渡った薔薇は無事育種家の手で育てられ1945年・大戦終了後に

いつまでも平和が続くように・・と「ピース」と名図けられたとの事です。

また、フランシスさんは、敵国だったドイツやイタリアにもこの薔薇の苗を送っていたそうで・・それぞれ「グロリア」「ジョイア」という名前の薔薇として生育され、高く評価されているとの事です。

戦禍の中でも敵、味方関係なく各国に送られた「ピース」

その名前の由来や威厳ある大輪の姿に目もココロも魅せられます。

(京成バラ園副園長 佐々木さんエッセイより一部抜粋)

 

 

今回はその「ピース」の足元にも及びませんが春の花を2枚カードにしてみました。

 

1枚目はチューリップ。

今が盛り・・と咲いていますね。

 

チューリップは鉛筆で下書きをします。

鉛筆の線は消さずに残します。

ほっぺが膨らんだ感じで花びらを描きましょう。

葉っぱは少し揺らして下さい。色は薄めに自分の好きな色で彩色しましょう。

乾いたら英字で「Thank you」と柔らかいカーブをつけて書き入れます。

58日の「母の日」にも使えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう1枚はバラです。

 

サンプルを見ながら鉛筆で下書きをしても良いですし、

難しそうなら、トレースしてもいいでしょう。

花の下の首やそこから出るガクを強調します。

色はやはり薄めで彩色し、アクセントに強い色をちょんちょんと入れます。

英字で「Rose Brilliance」(華麗)を入れブルー系の筆しぶきを施して完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はどちらも「薄墨」を諸所に使用しています。

(中々、パッとした清々しい気持ちになれないからでしょうか)

 

来月は連休の後に晴れ晴れしいカードをお届けしたいです。

お元気で・・

 

さとだてゆめこ