2022.1

 

皆さん・明けましておめでとうございます。

今年も「さとだてゆめこの誌上レッスン」

を時々覗いて下さいますよう、よろしくお願いいたします。

 

やはり今年に入ってすんごい勢いで「オミクロン」がやってきましたね。

段々と弱毒化して行ってそのうち普通のインフルエンザの様になる・・・

という楽観的な見解に1票。

困った時は楽観的な方向を選びたくなるのは人間の本質・・なのでしょうね。(えっ‥私だけ?)

 

治療法も発見されていなかった江戸時代の人々は

「特殊な力を秘める赤い色」を疱瘡神(ほうそうがみ)が嫌がる・・という

迷信を信じていました。

そのため疱瘡神を家から追い出すために神棚に郷土玩具の

「赤べこ」やおがくずを固めて赤く塗った人形などを置いたそうです。

地方によっては「赤みみずく」や「達磨」をおいたそうです。

 

確かに「赤色」は元気が出る気がしますね。

商品を売る時に値段を赤にしたり「SALE」を赤で書くのも

ココロが前向きになるところからきていますしね。

 

私は仕事の洋服はほぼ「黒」ですが、ピアスや指輪に「赤」

を使うようにしています。

(ほぼ黒なのは洋服を組み合わせて着たり・考えたりするのが面倒なのです。

それに、月2回くらいのレッスンなのでワンシーズンに4つの組み合わせを

考えていればもう心配なし・・です。)

 

 

・・・という事で今回の「和文字の作品」は「節分」です。(前置きが長かった。)

 

市販の色紙の左側に大き目の朱赤で丸を描きます。

少し右に黒丸も描きます。

赤丸の中には金色で太目に「福」を、黒丸の中には白で「鬼」を描きます。

 

次に「は うち」を朱赤で跳ね上げるように書きます。

鬼の下には黒で「ハ 外」を。

もし描けそうなら、右下にお福さんを描きます。

もし・・もし描けそうなら左上に鉛筆で下書きをして鬼を描いてみましょう。

 

お教室では文字は頑張って書きますが、イラストは

トレースしたり鉛筆で軽く下書きして描いたりします。

下書きをする場合は色紙を「ドーサ引き」のを求めて下さい。

最後に黄色・黄土色・緑で豆っぽくドット入れます。

 

平安時代の貴族社会で大晦日に邪気をはらう「追儺」の儀式が江戸時代頃には

立春の前にやる「節分」になったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

英字のカードはしっとり系です。

 

今年の4月から新しいタイプの「英字のカリグラフィー」クラスが開講されるので、これまでとちょっとイメージのカードを模索中。

薄墨でベースを作って乾かないうちに色をのせる「墨彩」の技法を使いました。

カードの左側に薄墨で花や茎を描き乾かないうちにポンポンを色をのせていきます。

早くしないと乾いてしまい「墨彩技法」でなくなってしまいますので、

ここはちゃっちゃっとやります。

ベースに薄墨を使う事で乾ききった時に廻りに薄墨がでます。

英字は「The Natural World Environment」(自然に囲まれて)をポイント

ブラッシュ書体で入れます。

 

 

 

 

 

 

 

和文字で元気に邪気払い・・英字でしっとりココロ落ち着けて・・・

 

今年もよろしくお願い致します。

 

  さとだて