2021.12

 

皆さんこんにちは。
グッと冷えてきて、冬本番の寒さになってきました。

 

生ごみは○○日が最後・・プラゴミは○○日まで・・
とかの回覧をみると年末感が盛り上がります。
年賀状の一日クラスも、もうありません。
お教室ではお正月飾りや1月のカード制作などをしています。

今回のカードは寒中お見舞いや椿のカードです。

先ず和文字のカード。
南天の寒中お見舞いは、お祝いを控えている「喪中はがき」のお返しにも使えます。

また、1年で1番寒い時のお伺いが届いたら嬉しいですね。
書きましたらお出ししましょうね。
お出しする時期は1月の松の取れる7日以降とされています。
立春までにお出ししましょう。
「難を転ずる」という言葉あわせで吉祥の意味を持つ
「南天」をキチンと描きます。


先ずカードの左下に細く軸を引き、丁寧に葉っぱを描きます。
ここを丁寧に描くのがポイントです。
綺麗な赤色で筆か割りばしの頭で「実」をつけます。
次に「お伺いを申し上げます」をおしゃれ文字の要領で書きます。
えんぴつで縦線を引いておくといいでしょう。
「寒中の」は水分多めにした青色で大胆に書きましたら、
乾かないうちに黄色をちょんちょんと落とします。
あれば銀色のスタンプパッドと消しゴムをカットした四角ハンコ
で背景をあしらって完成です。

 

 

 

 

 

 

 

英字のカードは椿の「侘助」という一重咲きの椿です。
茶人の千利休が好んだ花として有名です。
開花しても「筒咲き」と呼ばれる半開状態なのが大きな特徴です。
花言葉の「控えめ・・mildly」もここからきたのでしょう。
千利休につかえてこの花を育てた庭師の男の名前が「侘助」といい、そこからこの名がついた・・とも言われています。
カードは画仙紙カードを使用します。


まず、侘助椿のしべを黄色と水色で描きます。
その周りを囲むように赤色で花びらを描くのですが・・
太目の筆で左・みぎ・上・と、3筋で作ります。
薄墨・グリーンでがく・葉・茎を描き右に薄墨で「侘助」の和文字を入れ、

下に濃いめの墨で「wabisuke  mildly」を書きます。
右下に黄色の円でアクセントを入れてほぼ完成です。
少しモダンにしたい時は明るい金色でぷつぷつを押します。
どちらも余白を取ってつくりたいです。

 

 

 

 

 

 

 

さて、今年の「さとだてゆめこの誌上レッスン」はこれで最後になります。

良いお年をお迎えくださいませ。
1月の中旬に新年のレッスンを開始いたしましょう。

お元気で。
1年間・・ありがとうございました。

  さとだて