2021.11


「大倉山記念館ギャラリー」での展覧会は
天候に恵まれたなかで、無事に楽しく盛況に行われました。

沢山の観覧の方に見て頂きましたが、多くの方の感想として・・「こんなに、様々な手法・感性・タッチの違う展覧会は珍しいです」・・という言葉でした。
確かに「手書きで描く・書く・揮く」だけがルールで同じ「旅」というテーマで制作したので、本当に様々な、見ていて飽きない展覧会だった・・と思いました。

コロナ禍の中でしたが、皆さんマナーを守られ・・遠方から久しぶりに電車に乗った方もおり、コロナで一時教室に来られなくなった方にもお会いし・・
悲喜こもごもならず、「喜喜こもごも」な展覧会でした。

ありがとうございました。


さて、もう11月も中旬・・年賀状も売りだされましたね。
今日は3枚の年賀状を紹介いたします。

まずは、変わった技法の物からです。
「虎の肉球年賀状」です。

先ずカードを横にし鉛筆で肉球の形を下書きします。
次に絵具の黄色と黒のチューブタイプを用意し、下書きの中に絞り出します。
この時は少し隙間が空くように出します。
もう1枚カードを準備し、上にペタっと乗せます。(切手面が上です。)
そしてそーっと指の腹でなでていきます。
ちからを入れすぎると全部くっつくので塩梅してください。

そっとはがし、乾いたら真ん中辺りに上下鉛筆で8ミリくらいの線を引き、
その中に「割りばし」で「「HAPPY NEW YEAR」を書きます。
赤の絵具は別皿に出してキチンと筆でのばして割りばしにつけます。

さぁ・・上手くいくでしょうか?







次は「画仙紙の英字賀状」です。

Happyを書いたら「H」の始まりの所に水を筆でつけます。
同じように「TORA」のところもぼかします。
中央にキチンとまとめて書きましたら、左下とAの点に絵具をチューブから絞り出して置いて紙で潰します。ここもそっとやって下さい。





最後は「和文字の寅」です。

まず、金の絵具でカードの真ん中にクルリと丸を描きます。
乾きましたら、薄墨で寅の中の文字を書き、黄色や赤をたらし込みます。
上の点を金・緑・赤・水色で作りアクセントにします。
下の点は黒でクルクルして撥ねて下さい。
紺で年号を入れて完成です。








好きなモノを作ってパソコン・プリンターでお家印刷するもよし。
印刷屋さんに持ち込んで印刷して貰うもよし。
一枚一枚手書きするもよし・・です。
「虎」らしく力強さを強調して、大胆な筆あしらいで制作してくださいませ。


来月は12月で、今年最後のお便りとなりますね。
年明け1月の初春のカードなどをお届けします。

ではお元気で。


   さとだて