2021.5

 

 

皆さん・・コロナに罹らず元気にしていますか?

 

・・・が、近頃の挨拶になってきています。

早く天気や花や旬の美味しい物などの話を第一声にしたいものです。

 

この頃のTVの中の政治家・評論家の話で気になってしょうがない言葉が

あります。

「人流」です。「人流を止める」とか聞きますが「人流」という言葉はありません。(三つの辞書を調べました)

「人の流れ」が正しい言い方です。

何故わざわざ辞書にない言葉をつかうのでしょう?

私の勝手な考えですが・・「人流」には濁点がついています。

「人の流れ」では濁点がありません。

この「濁点」が曲者です。濁点があると「暗く淀んだ感じ・・清らかではないイメージ」 を持ちやすい。

「濁点」がないとさらりとして清らかなイメージを抱きやすいのでは。

確かに「人の流れを減らしましょう」では今一つガツンときませんもんね。

 

これから出てくる茶色でシュルシュル動く虫の「○○ブリ」

も悪さは科学的に証明されていないのに超悪者のイメージです。

先日読んだ本のなかでもこの話が出ていて「○○ブリ」を「せせらぎ」と

言い換えるルールを作っていました。

我が家もそれが出ると、両隣に聞こえるくらいの「出たー・・-・・-」

の騒ぎです。(想像するだけで怖い・・)

 

 

 

さて、怖い話は止めて今月のサンプルを紹介します。

 

「花鳥風月」は明朝体書体です。

中国の明の時代の木版活字で初めて使われた書体です。

今は筆一本で書ける技術を持った人はかなり少ないと思います。

是非、この技術を残したいと思っています。

さとだてクラスでは「辻堂カルチャー」「NHK文化センター・ランドマークプラザ校」「あざみの風」で教えています。

この書体作品は紹介だけです。書いてみたい方はトレースして、

 

細筆でラインを慎重に書き込んでみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

カードの紹介をします。

 

クレマチス・・和名は「鉄線」。蔓科の花で家の庭に青・紫の花を

咲かせます。(お花屋さんでは朝顔の様に鉢に支柱を立ててからませて売られています。)

 

「クレマチス咲きました」はカードの上・・少しだけ左よりに

海の青・空の青を半々くらいに混ぜた色で大きめに「花」を描きます。

最初から大きく描かず、少しずつ形を取って広げると

いいでしょう。花の先は少しとんがらせてしならせます。

茎を青緑で引き、葉っぱを3枚描きます。

真ん中に明るい金で「しべ」を入れます。

この真ん中のグルグルが色々あって、面白いです。

つけまつげのようなものもあります。

形が「かざぐるま」のようなので、別名は「かざぐるま」。

 

花が乾いたら、濃いめの墨で「クレマチス咲きました」を書き入れます。

片仮名はバランスが取りにくいので、おしゃれに見せるためには

筆先の払いを長めにします。

 

最後に朱赤で筆しぶきを飛ばして完成です。

 

 

 

 

 

近所を歩くともう小さな蕾を持つクレマチスに出合いました。

 

 

 

今月はここまでです。

また、来月の中旬にお便りします。

きっと、梅雨の真っただ中でしょう。

お元気で。

 

 

   さとだて