2021.1

 

 

皆さん、明けましておめでとうございます。

 

昨年は歴史にも、一人一人の記憶にも残る一年でした。

その分今年は楽しい事・・笑えることがたくさんあるようお祈りいたします。

 

今年初めてのブログはいつもより早くお届けします。

今回のカード紹介には「立春大吉」があります。

今年の立春は「23日」です。

1985年以来24日が続いていたのですが、37年ぶりに日付が変更します。

 

現在の日本では「太陽黄経」が315度になった瞬間・・を立春とする・・らしいです。

よくわからない話ですが・・要は、232359分にその瞬間になるとの事で、後1分で24日になったところでした。

前述の1984年は「25日」が立春だったので24日になるのは明治30年以来の124年ぶりとの事です。

 

禅宗のお寺などでは「立春大吉」と書かれたお札を家の入口に貼る習慣があります。

1年の始まりに招運来復を願い、家に入ってきた「鬼」を祓うらしいです。

大きな神社やお寺でも購入できますが、自分で書いて貼ってもいいそうです。

 

是非、書いて家の入口・玄関あたりに貼っておきましょう。

 

制作手順です。

画仙紙カードを使います。

 

先ず、薄墨で「おかめさん」の顔輪郭を少し欠ける様に描きます。

次に前髪・薄い眉・濃い黒でにんまりとした目・・ピンクで頬・

顔の真ん中辺りに朱赤でちんまりと口を描きます。

水彩紙カードのように鉛筆で下書きが出来ないのでちょっと練習しましょう。

 

おかめさんが出来たら「立春」を朱赤で、大吉を墨色で書きます。

明るめの金で、下からさあっとラインを入れ、「立」に金のアクセントを入れて

 

完成です。

 

 

 

 

 

 

水彩紙に下書きして書いてもいいですし、大きめの和紙(お習字用)

に書いてもいいでしょう。

出来たら玄関先に飾りましょう。

 

 

 

 

「梅の金飾り」も画仙紙カードです。

 

こちらはカードの真ん中に小皿などで円を鉛筆で薄く作っておきます。

(薄く作れば見えないので大丈夫です。)

 

次に薄めのピンクで5つの点をつかって梅を描きます。

水分たっぷりでじわーっと作ります。

大小作ったら金やペンで「しべ」を描きます。

これからが難しいです。

金で円を描き、つる草状のラインを入れます。

カーブするときに筆を持ち上げる感じです。

上手くいったら、真ん中の空いている所に割りばしの先をすこし研いで

薄墨で「spring  has  come」を書きます。

 

 

最後に青緑・水色・黄色を水で薄くのばし、円を描いて完成です。

 

 

 

 

 

 

どちらも、これから1年が始まる「陽春」のイメージです。

上手に出来てもできなくても飾ったり、送ったりしてみて下さい。

 

今年も皆さんに「書いてみよう・・」と思わせるようなサンプル

をお届けできるように精進して参ります。

 

宜しくお願い致します。

 

 

  さとだて