皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年は歴史にも、一人一人の記憶にも残る一年でした。
その分今年は楽しい事・・笑えることがたくさんあるようお祈りいたします。
今年初めてのブログはいつもより早くお届けします。
今回のカード紹介には「立春大吉」があります。
今年の立春は「2月3日」です。
1985年以来2月4日が続いていたのですが、37年ぶりに日付が変更します。
現在の日本では「太陽黄経」が315度になった瞬間・・を立春とする・・らしいです。
よくわからない話ですが・・要は、2月3日23時59分にその瞬間になるとの事で、後1分で2月4日になったところでした。
前述の1984年は「2月5日」が立春だったので2月4日になるのは明治30年以来の124年ぶりとの事です。
禅宗のお寺などでは「立春大吉」と書かれたお札を家の入口に貼る習慣があります。
1年の始まりに招運来復を願い、家に入ってきた「鬼」を祓うらしいです。
大きな神社やお寺でも購入できますが、自分で書いて貼ってもいいそうです。
是非、書いて家の入口・玄関あたりに貼っておきましょう。
制作手順です。
画仙紙カードを使います。
先ず、薄墨で「おかめさん」の顔輪郭を少し欠ける様に描きます。
次に前髪・薄い眉・濃い黒でにんまりとした目・・ピンクで頬・
顔の真ん中辺りに朱赤でちんまりと口を描きます。
水彩紙カードのように鉛筆で下書きが出来ないのでちょっと練習しましょう。
おかめさんが出来たら「立春」を朱赤で、大吉を墨色で書きます。
明るめの金で、下からさあっとラインを入れ、「立」に金のアクセントを入れて
完成です。
水彩紙に下書きして書いてもいいですし、大きめの和紙(お習字用)
に書いてもいいでしょう。
出来たら玄関先に飾りましょう。
「梅の金飾り」も画仙紙カードです。
こちらはカードの真ん中に小皿などで円を鉛筆で薄く作っておきます。
(薄く作れば見えないので大丈夫です。)
次に薄めのピンクで5つの点をつかって梅を描きます。
水分たっぷりでじわーっと作ります。
大小作ったら金やペンで「しべ」を描きます。
これからが難しいです。
金で円を描き、つる草状のラインを入れます。
カーブするときに筆を持ち上げる感じです。
上手くいったら、真ん中の空いている所に割りばしの先をすこし研いで
薄墨で「spring has come」を書きます。
最後に青緑・水色・黄色を水で薄くのばし、円を描いて完成です。
どちらも、これから1年が始まる「陽春」のイメージです。
上手に出来てもできなくても飾ったり、送ったりしてみて下さい。
今年も皆さんに「書いてみよう・・」と思わせるようなサンプル
をお届けできるように精進して参ります。
宜しくお願い致します。
さとだて