2020.9

 

皆さんこんにちは。

 

 

関東ではやっと秋の兆しが見えてきました。

 

今年の夏は海水浴も花火もフジロックも・・無い無い尽くしの夏でした。

特別な夏でしたが、来年のシーズンでは「いやぁー・・・去年は

大変だったね・・」と笑い飛ばしているといいですね。

 

今回の秋カードは「柘榴」です。

石榴・・とも書きます。

柘榴はイランやトルコでは有史前から食べられていて、果樹として栽培されていたそうです。

中国でも「安石榴」という名前の漢方薬として利用されていたとの事です。

秋に実がなり、果実の中の透明なつぶつぶを食べる・・と言いますが、

私は食べた事がありません。

どうやって食べたらいいのかわからないのです。

でもビタミンCやらマグネシウム・カリウムも豊富で・・

確かに「医食同源」でいうなら食べない手はない・・でしょうね。

キンキンに冷やした白ワインにたらしたらおいしそうです。

 

 

 

書き方に行きましょう。

 

素材のカードは「画仙紙カード」です。

良く絵手紙などで使われる滲みの強いカードです。

先ず、カードの真ん中から上にかけて水分たっぷりの「ピンク・赤紫・黄色・

青」などの色を手早く落とします。(楕円形になるように意識して)

トントン・・・と落としていきましょう。

全体が楕円形になったら、てっぺんに下から上にトサカみたいなラインを描きます。

完全に乾いたら「柘榴」の文字を水分を少なくした状態の墨と筆でかすれさせて書きます。私は、古くなった面相筆などを軸際から5ミリくらいでカットして筆先を平らにして書きました。

皆さんは、持っている筆の中で「毛が多い筆」を使ってみてください。

 

 

上手くいかなくても「秋を感じる・味のあるカード」になります。

 

 

 

 

 

 

 

英字は「秋のアンニュイな栞」です。

 

カードサイズを半分にカットすると丁度良い形になります。

カードは水彩紙です。

抽象的な形を耐水性の細ペンで描き、ちょっと塗ったりしただけのデザインです。

 

左から・・・

*「voyage」 「旅・・主に船旅」 葉っぱと螺旋ラインを組み合わせて縦書きにしました。

 

*「poetry」 「詩的」・・ペンで抽象的な花のデザインを施し、横位置に書きました。

 

*「patina」 「寂・侘」・・薄墨で大胆に太ラインを入れ、ざっくり感のある書体で書きました。

 

*「sorrow」 「悲哀」・・細ペンでくるくるとラインを描き、ラインに沿って文字を入れ、筆しぶきでアクセントを入れました。

 

*「early autumun」 「初秋」・・細ペンとマーカーで葉っぱのベースを作り、色文字で秋らしくしました。

 

 

 

 

 

 

 

全体的にしっとりと落ち着いた雰囲気を目指してみてください。

出来上がったら、自分用として使ってもいいですが、ちょっとした頂き物のお返しに、気を使わせない程度の物・・として利用してもいいですね。

 

 

 

さて、今年は春から花見もせず・・旅行にも行けず・・でも、あっという間に

秋になりました。

次回10月はもう「クリスマスカード」かもしれません。

 

こんな時だからこそ・・「カード」などでご機嫌伺いをしていきましょう。

また、10月に・・。

 

 

 

  さとだてゆめこ