皆さんこんにちは。
関東ではやっと秋の兆しが見えてきました。
今年の夏は海水浴も花火もフジロックも・・無い無い尽くしの夏でした。
特別な夏でしたが、来年のシーズンでは「いやぁー・・・去年は
大変だったね・・」と笑い飛ばしているといいですね。
今回の秋カードは「柘榴」です。
石榴・・とも書きます。
柘榴はイランやトルコでは有史前から食べられていて、果樹として栽培されていたそうです。
中国でも「安石榴」という名前の漢方薬として利用されていたとの事です。
秋に実がなり、果実の中の透明なつぶつぶを食べる・・と言いますが、
私は食べた事がありません。
どうやって食べたらいいのかわからないのです。
でもビタミンCやらマグネシウム・カリウムも豊富で・・
確かに「医食同源」でいうなら食べない手はない・・でしょうね。
キンキンに冷やした白ワインにたらしたらおいしそうです。
書き方に行きましょう。
素材のカードは「画仙紙カード」です。
良く絵手紙などで使われる滲みの強いカードです。
先ず、カードの真ん中から上にかけて水分たっぷりの「ピンク・赤紫・黄色・
青」などの色を手早く落とします。(楕円形になるように意識して)
トントン・・・と落としていきましょう。
全体が楕円形になったら、てっぺんに下から上にトサカみたいなラインを描きます。
完全に乾いたら「柘榴」の文字を水分を少なくした状態の墨と筆でかすれさせて書きます。私は、古くなった面相筆などを軸際から5ミリくらいでカットして筆先を平らにして書きました。
皆さんは、持っている筆の中で「毛が多い筆」を使ってみてください。
上手くいかなくても「秋を感じる・味のあるカード」になります。
英字は「秋のアンニュイな栞」です。
カードサイズを半分にカットすると丁度良い形になります。
カードは水彩紙です。
抽象的な形を耐水性の細ペンで描き、ちょっと塗ったりしただけのデザインです。
左から・・・
*「voyage」 「旅・・主に船旅」 葉っぱと螺旋ラインを組み合わせて縦書きにしました。
*「poetry」 「詩的」・・ペンで抽象的な花のデザインを施し、横位置に書きました。
*「patina」 「寂・侘」・・薄墨で大胆に太ラインを入れ、ざっくり感のある書体で書きました。
*「sorrow」 「悲哀」・・細ペンでくるくるとラインを描き、ラインに沿って文字を入れ、筆しぶきでアクセントを入れました。
*「early autumun」 「初秋」・・細ペンとマーカーで葉っぱのベースを作り、色文字で秋らしくしました。
全体的にしっとりと落ち着いた雰囲気を目指してみてください。
出来上がったら、自分用として使ってもいいですが、ちょっとした頂き物のお返しに、気を使わせない程度の物・・として利用してもいいですね。
さて、今年は春から花見もせず・・旅行にも行けず・・でも、あっという間に
秋になりました。
次回10月はもう「クリスマスカード」かもしれません。
こんな時だからこそ・・「カード」などでご機嫌伺いをしていきましょう。
また、10月に・・。
さとだてゆめこ