2020.8

 

梅雨が明けた・・と思ったら、真っ向勝負の真夏・・

がやってきました。

 

やはり「夏」は手を抜きませんね。

マスク着用してこの気温では熱中症になりそうです。

外を歩いたり、2メートル以内に他人がいないようならマスクを外しています。

だけど・・「あれっ・今日は顔の下半分もメイクしたかなー」とか

考えたりします。

自分が気にするほど人は我を見ていないのにね・・

 

皆さんは何とかコロナや暑気にあたらず暮らしておりますか?

 

今回のレッスンは「秋」を感じるものにしました。

 

百人一首の中の一歌です。

「良ぜん法師」の歌で(ぜん・・は日の下にふるとりとしんにょう)

「寂しさに宿立ち出でてながむれば いずこも同じ秋の夕暮れ」

宿は簡素な庵です。「寂しさに耐えられなくてそとに出てみてもやっぱり

そこら中寂しさで一杯なんだなー・・みんな寂しいんだな」

と「寂しさ」と仲良しになる・・という感じです。

 

使っているのは「幅広短冊鳥の子紙」を横に使っています。

先ず、左上の方に薄墨と赤で水分多めに筆で夕焼けを表現します。

あまり乾かないうちにティッシュペーパーを丸めて少しだけ吸い取ります。

同じように右下に薄墨と青で暗い大地を表現します。

夕焼けの下に薄めの紺・大地の上に黄緑を平筆でさぁーっと掃きます。

 

乾いたら薄墨で上の句の「Overcome by loneliness  Step out from my hut]

をカーブをつけてポイントブラッシュ体で入れます。

次に濃いめの墨色で「秋の夕暮れ」を書き、右下に「いずこもおなじ」

を書きます。

あれば明るめの「金色」でカードの端などで縦ラインを「あてるようにして」入れ、

最後に濃いめの赤で「筆しぶき」を入れます。

 

この「筆しぶき」が意外に難しいのです。

今回は濃いめにたっぷりの赤色を先の丸い筆に含ませて、

先ず「反故紙」に手首を振るように落としてみます。

丁度いい「つぶ」になったら作品に振り下ろします。

教室では「フリフリ3年・・」と言われています。()

 

暑い盛りで体調を崩しがちですが、無理せず蝉のようにじーっとして

秋の涼しくなった時の為に体力を貯金しておきましょう。

 

また、9月中旬にお便りします。

   

 

  さとだて