梅雨が明けた・・と思ったら、真っ向勝負の真夏・・
がやってきました。
やはり「夏」は手を抜きませんね。
マスク着用してこの気温では熱中症になりそうです。
外を歩いたり、2メートル以内に他人がいないようならマスクを外しています。
だけど・・「あれっ・今日は顔の下半分もメイクしたかなー」とか
考えたりします。
自分が気にするほど人は我を見ていないのにね・・
皆さんは何とかコロナや暑気にあたらず暮らしておりますか?
今回のレッスンは「秋」を感じるものにしました。
百人一首の中の一歌です。
「良ぜん法師」の歌で(ぜん・・は日の下にふるとりとしんにょう)
「寂しさに宿立ち出でてながむれば いずこも同じ秋の夕暮れ」
宿は簡素な庵です。「寂しさに耐えられなくてそとに出てみてもやっぱり
そこら中寂しさで一杯なんだなー・・みんな寂しいんだな」
と「寂しさ」と仲良しになる・・という感じです。
使っているのは「幅広短冊鳥の子紙」を横に使っています。
先ず、左上の方に薄墨と赤で水分多めに筆で夕焼けを表現します。
あまり乾かないうちにティッシュペーパーを丸めて少しだけ吸い取ります。
同じように右下に薄墨と青で暗い大地を表現します。
夕焼けの下に薄めの紺・大地の上に黄緑を平筆でさぁーっと掃きます。
乾いたら薄墨で上の句の「Overcome by loneliness Step out from my hut]
をカーブをつけてポイントブラッシュ体で入れます。
次に濃いめの墨色で「秋の夕暮れ」を書き、右下に「いずこもおなじ」
を書きます。
あれば明るめの「金色」でカードの端などで縦ラインを「あてるようにして」入れ、
最後に濃いめの赤で「筆しぶき」を入れます。
この「筆しぶき」が意外に難しいのです。
今回は濃いめにたっぷりの赤色を先の丸い筆に含ませて、
先ず「反故紙」に手首を振るように落としてみます。
丁度いい「つぶ」になったら作品に振り下ろします。
教室では「フリフリ3年・・」と言われています。(笑)
暑い盛りで体調を崩しがちですが、無理せず蝉のようにじーっとして
秋の涼しくなった時の為に体力を貯金しておきましょう。
また、9月中旬にお便りします。
さとだて