2020.5

 

 

思っていたよりもコロナ禍が長引いております。

 

出口が見えたかなー・・と思って歩いていても中々たどり着かず、

出口の大きさがおんなじまんま。。という感じです。

 

皆さんは元気に自粛生活を送っている事と思います。

この近々の報道ですと6月には何とか少しだけ光が見えてくる

気配を感じます。私ももう少し頑張ります。

 

私は3月・4月・5月とカルチャーセンターの仕事がありませんでした。

そこで、住所がわかる方だけに向けた「郵便レッスン」をしています。

カルチャーではいっぺんに皆さんに制作手順などを口頭で説明していましたが

郵便レッスンでは一人一人に添削・説明を書くので時間と手間がかかります。

でも近況報告したり・・ふざけた言葉遊びをしたり・・自作の詩を貰ったり・・

いつものカルチャーとは違った新鮮さも感じます。

 

この「文字アート」は「不要不急」な事柄ではありません。

でもこの長い蟄居生活・・自粛という幽閉的生活の中で家で

映画や本、音楽・そして手を動かして物を作ったりすることが何とか平常心

を保たせているのではないでしょうか。

ドイツ政府は早い段階から「アート」は生命維持に必要・・として、

芸術文化・アーチスト達に大規模支援を打ち出しました。

日本政府は芸術文化に対する支援策などは具体化されていません。

 

「お・く・れ・て・る・」の一言をいうのはたやすいですが、

実際に出来ることとして

時間をかけてカードを書いて友人・知人に送ったり、郵便でレッスンしたり・・

と、低コスト高パフォーマンスで「不要不急」ではあるけれど「生活に欠かせない事」としっかり認識し、自信を持って手を動かしていきましょう。

 

今回のカードは5月末から6月にのカードです。

上手にできてもできなくても、誰かに送ってくださいませ。

 

 

 

先ず「麦秋」のカードです。(5月末から収穫時期らしい。)

 

カードを縦に置き、麦のラインを左から右に描くとやりやすいです。

カードを横に戻して麦粒を筆の毛先を使って描きます。

葉っぱも同じように縦置きにして左から描くとうまくいきます。

「麦の実りに秋を見る」濃いめの墨でセンターに気をつけながら書きます。

少し間を開けて「麦秋」を「たらし込み技法」で書きます。

(水分多めにして乾かないうちに絵具をたらす)

 

この先の事を楽しみに書いて下さい。

 

 

 

 

 

英字のカードは「夏至ーThe  Summer  solstice」です。

 

今年の夏至は621日だそうです。

昼が長いとウキウキします。

おしゃれでモダンな雰囲気で作りました。

 

最初にカードを横にして真ん中が空くようにマスキングテープを貼ります。

(あまり強く貼り付けない)

空いたところに上から「赤・オレンジ・黄色・空色・青」を平筆で塗ります。

乾いたら、カードの端などを利用して赤の横ラインを入れます。

昼をイメージする明るい色を多めにしましょう。

次にPoint  burush書体で英字を書き入れます。

最後に赤・黒・青の筆しぶきを少しだけ散らして完成です。

 

 

 

 

 

 

出来たら、誰かに必ずお出ししましょう。

100円以内で繋がれる・・とても有意義な「不要不急」です。

 

では、来月・・6月中旬頃にまたお便りしますね。

どんなお便りになる事やら・・・

 

 

 

 

 

  さとだて