2020.1

 

少し遅くなりましたが・・

明けましておめでとうございます。

 

今年もこのブログを宜しくお願い致します。

 

今年は「子年」。

猫が十二支の中に選ばれなかったのはネズミからウソの日程を

教えられて「十二支の選抜試験」に間に合わなかったからだ・・

という説が多く言われています。

でも、元々干支には動物の意味はありません。

「子」は子供の意味でネズミは「鼠」です。

「丑」は方角や時刻の一つ」でウシは「牛」です。

 

中国で使われてきた干支ですが、紀元前後頃に人々にわかりやすく

伝えるために動物と組み合わされた・・との事です。

なので、「丑年だからのんびりしてる」・・とか

「ヘビ年だから執念深い(ヘビに失礼だよね。。)」・・は

当たらない・・という事になります。

でも、なぜか「あー・・〇〇年ね・・どおりで・・」

といった会話が成立するのもふしぎです。

 

さて、今年初めて誌上レッスンは「にじみに親しむです。

今までの多くのカードは「水彩紙」を使用してきました。

今回は「にじみ」を楽しむために「画仙紙」を使います。

(書道用道具を扱っているところや文具店でも扱っているところが多いです。)

絵手紙のように、そのものズバリの「絵」は描きません。

「丸と線」で構成して「墨文字」でバシッと決める感じです。

 

先ず椿から。

画仙紙の左上に水分たっぷりで濃いめのピンク色を丸の形をベースに

ぐるりと作ります。真ん中が空くようにして下さい。

筆はなるべく毛が多く毛の丈の短い物が向いています。

隣には濃いめの赤で・・同じように4つの花を描きます。

空いた所に葉っぱを連想させる緑系や青緑の丸を作ります。

花の中の「しべ」をペンなどで描き真ん中の空いている

ホワイトスペースに墨文字で「椿」を書きます。

墨が薄かったりゆっくり書くとにじみすぎるので、

 

思い切りよくさっさと書きましょう。

 

 

 

 

 

 

「水仙」も水仙の花を描かずに水仙を連想させる「色」だけで表現します。

黄色やオレンジ・黄緑・青緑・銀色・・などの丸を作ります。

ペンで縦ラインをいれて黒丸ボッチを入れます。

私はマーカーを使いました。

水仙・・の文字は水分を少なくし、掠れ感をだして・・

 

こちらもさっさと書きます。

 

 

 

 

 

 

背景の花などはどのように描いても「味」となりますが、

文字は少し練習が必要かもしれません。

練習の時は水墨画レッスン紙を使うといいでしょう。

無ければ、書道用半紙でも大丈夫です。

 

今年から、新しいこの「にじみ書き」に挑戦していきます。

これまでの「水彩紙」でのたらし込みなどの技法とは

一味違った表現です。

このブログにも時々登場します。

 

では、今年もよろしくお願いします。

 

 

  さとだて