2019.2

 

皆さん、風邪などひかずにお過ごしでしょうか?

 

 

私の教室では、「風邪・インフル」「滑って転んで骨折・・」「ぎっくり腰」

等病欠の多い2月初旬でした。

 

これからは、少しづつ暖かくなり体調も上向きになる季節ですので、私も

散歩など多めにして硬くなった身体をほぐしたいです。

 

今、鎌倉は「春節休み」の中国からの観光客の方で一杯です。

小町通は「ここどこの国?」っていうほど東南アジア語が飛び交っています。

 

そこで私は「春節」なるものとそれに関わるアレコレを調べてみました。

 

中国の旧暦十二支は春節のこの月から1年の始まりです。

日本を除く朝鮮半島、ベトナム、マレーシアに至る「干支文化圏」は2月でようやく「亥年」のスタートになり、24日までは「戌年」としています。

十二支・・というと皆さん「動物」と思っているでしょうが、もともとは

植物の生育を十二段階で表したものだそうです。

「子」は始まりの意味で地中の根っこの芽が出ること。

次の「丑」は糸偏をつければ紐になるように根っこが絡まる意味。

「寅」は根っこがガッチリ張った様・・・このようにして、

生育した樹木は11番目の戌で草かんむりをつければ「茂」となり、

葉が生い茂り、やがて枯れて12番目の亥となり、これも木へんをつけると

「核」で種の意味になる。

・・・という考え方が2000年ほど前の漢の時代に動物に変わったらしいのです。

動物の性質とその年に生まれた人の性格などが妙に一致して、面白い・・

と広がった・・という事です。

 

確かに占いめいていて、植物生育の話よりはウケたのでしょうが、

「猫年」を入れてほしかったです。

 

 

 

さて、今月のカード紹介にいきますね。

和文字は今・・まさに咲き始めた「梅」です。

英字は「花」をテーマにした百人一首です。

 

先ず和文字はカードの中央より少し右に「梅」を書きます。

薄めのピンクで水を多めにして書き、乾かないうちに「黄色・黄緑」をチョンと差します。

乾き待ちをする間に「梅の花」を描きましょう。

大きい丸を三つ。その下に小さい丸を二つ、黒ペンで中にラインを書き黄色のめしべをつけます。

乾いたら「咲きました」をおしゃれ文字の要領で書き入れましょう。

 

最後に空いている所に黄色、黄緑でドットを入れて完成です。

 

 

 

 

 

 

英字は色紙に制作しています。

画仙紙色紙ではなく「ドーサ引き」の色紙を使用してください。

 

先ず、全体の周りに水分少な目でファンの筆か平筆でピンク・オレンジ・黄緑で

半円や小さ目の円を作っておきます。

 

百人一首は「人はいさ 心もしらずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほいける」紀貫之-

の短歌で「Iwonder about you but cannot read you mind in this viiiage 

Where i used to visit」までをポイントブラッシュ書体で書きます。

まっすぐに書かず、流れるように薄墨や青系でかきます。

乾きましたら短歌の後半の「花ぞむかしの香に匂いける」

を書き入れます。

「花」は大きめに「たらしこみの技法」で書きましょう。

英字は「筆文字のカリグラフィー」(日貿出版)を参考にして下さい。

最後に赤ラインで囲って出来上がりですが、私は絵具で「溝引き技法」で書いています。

 

皆さんは難しいでしょうし、用具も必要なので、入れないままにするか、

 

赤のペンで入れてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

今回は盛沢山の内容になりました。

最後まで見て頂いてありがとうございました。

 

また、次回は3月中旬にお届けします。

5月の個展をやる予定ですので、来月に詳細をお知らせできると思います。

 

では、お元気で。

 

 

  さとだて