2018.5

 

5月らしい爽やかな気候・・・とご挨拶したいところですが、この5月は寒い日続きで始まったかと思うと急に夏日が続いたり、豪雨だったりと目まぐるしい変わりようでした。

 

5月残りの日々はスッキリ軽やかな・・梅雨前の貴重なお天気となりますように。

 

さてさて、来月は「水無月・6月」です。(早いです。)

良く生徒さんに「なぜ水無月・・というのですか?」と聞かれることがありますが、所説あります。

旧暦6月は夏も盛りの7月頃ですので、暑さが厳しくなって水が無くなる季節であるとか・・田んぼに水が並々と張ってあり、そこに映る月を表している・・とか。

 

どちらにしても今の様にエアコンや扇風機があるわけではなく、団扇や打ち水、行水などで工夫を凝らして過ごしたのでしょう。

 

今月のレッスンは梅雨も良いかな・・・と感じさせてくれるカードとなるように

作りました。

 

今回は2枚とも「画仙紙」を使っています。

良くにじむので紫陽花などの花びらなどを描くにはぴったりですが、にじむため

文字が書きにくいという点もあります。

 

先ず、「紫陽花」のカードから。

絵具の青・薄紫を水でうすめておき、カードの下の方に点々と落とします。

長く置くと大きくなります。綺麗な丸の形にしたいです。

次に薄墨で葉っぱの形を描き中をグリーンで色をつけ、カードを横にして青色で細くラインを入れます。

ところどころに雨粒をイメージさせる丸を作ります。

同じところでトントンと筆をおくと綺麗な丸になります。

乾いたら濃いめの墨で「Rain Flower」を書き入れます。

 

和文字のカードの「雨浪漫」はまずベースのラインを引きます。

ブルー系の絵具を平筆でさーっと引きます。

濃いめの墨で細目のおしゃれ文字で「雨浪漫」を書き入れます。

その時に「浪」のさんずいはあじさい色で、「漫」のさんずいは薄墨で変化

をつけます。

ところどころに黄色を落としてアクセントにしましょう。

 

出来上がりましたら、お友達に出したり家に飾ったりして「雨を楽しむ」

ココロがまえにしてくださいませ。

 

では、また来月中旬にお便りします。

梅雨はまだ明けていないでしょうか。

暑中お見舞いなどをレッスンしましょう。

 

 

  さとだて