晩秋・・というか、初冬というか・・季節の挨拶の始まりを考える頃となりましたね。
手紙的には「立冬(11月7日)」までを晩秋の頃・・と言い、立冬が過ぎたら「初冬」と言うそうです。
もう街角ではクリスマスソング流れ・・お教室でのレッスンも「年賀状レッスン」が始まり、気持ちもソワソワしてきます。
さて、来年は「戌年」です。
犬は古来より人との関わりが一番深い動物です。
古代文字辞典によると、古代は猟犬として使われ王の墓を守る役目に犠牲として墓室に埋められていることもあり、これが「伏」(人と犬の組み合わせ)という文字を生んだとの事です。
さて賀状の制作手順に移ります。
先ず、ファンや平筆に金の絵具をつけて(水分は少なく・・)クルリとまるくカードの中央に書きます。
乾いたら、「耳」をからし色や茶色墨色で描きます。
次に左の「おめでとうございます」をおしゃれ文字の要領で書き込みます。
右隣に「戌」を描きます。「耳」の時に使った色で描き肉球を点の代わりに使い
アクセントに「朱赤・グリーン」を使います。
下の空いたところに赤色の紙をはるかスタンプを押し、白色で「2018」を入れて完成です。
HP上では1枚しか紹介しませんが、教室では8枚作りますので、
結構大慌てな感じになります。
もう一つは「クリスマスカード」です。
あまりカードとして、友人知人にお出しする方は少ないと思いますが
「玄関先」などに飾ると少し年末ムードも出て華やかになるでしょうか・・・。
こちらはハートの形に金で描き、上下に「蔓」を這わせます。
これは少しレッスンが必要です。
クルクルと筆を回すのですが、回すポイントで筆を上に持ち上げると綺麗に回れます。
ハートの中を水色やブルーで塗り、乾いたら「A very merry christmas」を
ポイントブラッシュ書体で書き込みます。
最後に赤とグリーンで小さな点を入れて完成です。
「ポイントブラッシュ書体」の書き方は「筆のカリグラフィー」(日貿出版社)を参考にしてくださいませ。
では次は12月中旬に「お正月飾り」か「寒中お見舞いカード」の制作をしましょう。
寒くなりますのでお身体ご自愛くださいませ。
さとだて