2016.8

 

こんにちは。

 

まだまだ暑い日が続いていますね。

 

私は、お盆に家族親戚一同で岩手の北リアス地方へ行っていました。

 

海の透明度は材木座の海とは比べようもなく・・海の幸もたんと頂きました。

 

何より、湿気のない風が気持ち良かったです。

 

こちらに帰ってきて、この湿った空気がどんより身体にまとわりつくのに閉口してい

ます。

 

 

 

とはいいつつ・・必ず「秋」もやってきます。

 

いまか・・いまか・・・と待ちましょう。

 

 

 

「秋」と言う字には真ん中に「虫」という字が入っていました。

 

イネ・・(乃木偏)の取れる時期に「イナゴ(虫)」がイネを食い荒らすので、虫を

取って火にかけた・・・

 

という様から「秋」の文字が生まれました。

 

現在の文字には「虫」が省略されていますが、古代の文字では「虫」だけで「秋」を

表していた時代もあったようです。

 

 

 

さて今回のカードは初秋の「月」をテーマにしました。

 

「月」には色々な呼び名があります。

 

今回の「宵待月」は夕方早くから出て、宵になるのを待っている月・・です。

 

ベースはあまり暗くせず、薄い青で上の方に「宵」を表現し、下の方に薄墨でほんの

り雰囲気を出します。

 

乾かないうちに黄色で「月」を描き入れます。

 

金で左に「すすき」を描きます。(下から上へあまり倒さずに描きます。)

 

真ん中より少し右寄りにペンで細くラインを引いておきます。

 

 

 

先に「ポイントブラッシュ・カリグラフィー」の要領で「september」を青

系の絵具で書きます。

 

次に墨で「宵待ち月」を書き入れます。

 

最後にオレンジやピンクの絵具で「筆しぶき」を入れて完成です。

 

英字を書き慣れていない方はなくてもいいですね。

 

 

 

書き上げましたら、家で飾ったり、お友達に出したりして気分だけでも「初秋」を先

取りしましょう。

 

台風シーズンでもありますね。

 

気をつけて「素敵な秋」を迎えましょう。

 

 

 

次回は9月中旬頃に「色紙」に秋を書く・・・テーマでお送りします。

 

では、御機嫌よう。

 

 

 

さとだて