すっかり秋の様子を呈してきましたね。
今年の中秋の名月は本当に「お月見日和・・」でした。
友人に誘われて材木座海岸で見たお月さまは大きく輝いていて、昔の人が灯りの代わ
りにしていたのもうなずけます。
月が身近に在り愛でたくあった事として「十三夜・十六夜・立待ち月・居待ち月・更
待ち月」など一夜一夜に名前がついていたことからその心意気が感じられます。
丁度里芋の収穫期にもあたるので「芋名月」とも呼ばれるそうです。
今が旬の「里芋」は稲作よりも古く縄文時代の後期にはもう日本に入ってきていたそうです。
色々な料理に幅ひろくつかわれる素材の王様・・みたいな存在ですが、私は皮をむくときに手が痒い・痒い・・になってしまうのです。
ゴム手袋をすると剥きにくいし却って危ないし・・・なので、我が家での登場は極めて少ないです。
さて、今回の秋カードは「萩」です。
先ず、平筆でカードの右下に下から「金・薄墨・極薄墨」の順に半円で塗り、ちょっと丸めたティッシュペーパーで軽く押さえます。(そうすると、皺が寄り和紙の風情がでます。)
次に左上から右下にかけて萩の筋ラインを描きます。
花は左と右に筆をちいさく開くように描きます。色は薄ピンクがいいでしょう。
時々濃くなったり青っぽくなるのも自然ですね。
「葉」も短いラインで緑系で描き入れます。(風が吹いているように感じられれば良いですが・・)
乾いたら「萩の秋」を薄墨の「おしゃれ文字」で書きます。
少し水たっぷりで書き、乾かないうちに緑やからし色などの秋色を足してもいいですね。
最後にブルーで筆しぶきをちらして出来上がりです。
「萩の花」の描き方は「和モダン花カード」に詳しく載っていますので参考にして下さいませ。
次回は11月初めに「クリスマスカード」を和文字と英文字で紹介します。
また、12月に鎌倉のギャラリーで開催される「妖しいカリグラフィー」の詳細もお知らせします。
楽しいパーティーなども企画しておりますのでこれを機会に鎌倉まで足を伸ばしてみてはいかがだしょうか?
では、朝夕はかなり冷え込む地域もあるでしょうから、身体に気をつけて「芸術の秋・食欲の秋・○○の秋を楽しんで下さい。
さとだて