残暑厳しき折・・いかがお過ごしでしょうか?
日本は縦に長いので、「もう涼しい・・」「まだまだ暑い・・」「雨降り続く・・」など様々でしょうね。
ここ鎌倉は朝晩、虫の声が聞こえるようになりましたが、「まだまだ組」です。
暦的には「処暑」が過ぎ二百十日を迎える頃です。
二百十日は「立春」から数えて二百十日目で、台風がやってくる日・・
折角育ったイネや農作物の収穫の頃なので、台風に注意・・を呼び掛ける意味なのだそうです。
今年は赤とんぼの出番も遅れそうです。
いつもはこの時期に「赤とんぼ」をテーマにしたカードなどを作るのですが、今回は「ローズヒップ」というハーブの一種を描いてみましょう。
ハーブティーではおなじみの少し酸っぱいハーブ茶ですが、ほんのり・確かに薔薇の香りがして後味すっきりの味ですね。
皆さんはハーブティーは何時飲まれるのかな・・・私はめったに口にしません。
朝はコーヒーだし、お昼は御飯と一緒のお茶か水・・夜は勿論ビールで、おやつや間食はしません。だから、ハーブティーを飲むチャンスがないのですね。
一度位は「3時にはサワークリームを添えたスコーンにローズヒップ茶にしようかしら・・・」といってみたいものです。
さて、カードです。
先ず、カードの左側にローズヒップを描きます。
軸ラインを描き、葉っぱを薄めのグリーン中心で描き、ローズヒップの実を描きます。
実はたらし込みの技法を使い乾き切らないうちにがくなど描き入れて色をなじませるといいでしょう。
「夏の終わり」は墨を濃くし、筆に含ませる墨の量を少なめにしてかすれさせます。
「Rose Hip」は赤紫系の色を使ってポイントブラッシュ書体で書きます。
(既刊の「筆のカリグラフィー」を参考にして下さい)
最後に薄いピンクやブルーの筆しぶきを飛ばして完成です。
なるべく薄い色をつかうと失敗しません。
是非試してみて下さいませ。
次回は「秋本番」のカードを作りましょう。
では、またこのブログ上でお会いしましょう。
さとだて