こんにちは。桜の便りも聞こえ始め、過ごしやすい季節となりました。
今は丁度「春のお彼岸」で、色々な物が蠢きはじめた気配をそこここに感じます。
そろそろ「お花見」の時期ですが、多く見られる「ソメイヨシノ」は江戸時代に作られた比較的新しい品種らしく、それ以前は山桜をさくら・・と言っていたそうです。
山桜も一重で可憐ですね。
私の住むここ鎌倉は今頃から一気に観光客が増えます。
八幡宮に続く「段葛」の両脇に並ぶ桜並木はさすがに圧巻ですが観光客が居なくなった夜にこの道を歩くのも素敵です。
時間のある方は夜まで時間をつぶして一度歩いてみて下さい。
さて、3月20日には新刊の「和モダン花カード」という本が出版されました。
「日貿出版社」より出され価格は2000円(税別)・・です。
この本は「花」を簡単に・ワンラインや点・面で和モダンに描けるテクニックを満載しました。
今まで「花を描く」というと「水墨画」「ボタニカルアート」「植物画」のような描き方しかありませんでしたが、輪郭にとらわれず筆の持つ味わいと色使いの工夫で、誰にも簡単に和モダンテイストのカードが作れる技法を紹介しています。
カードの他にもランチョンマットやブックカバーや栞など、生活の中で楽しめるような工夫も載っています。
本屋さんで見かけた際はぜひお手に取ってご覧下さいませ。
詳細はBOOKSのページへどうぞ。
今回紹介するカードは「薔薇のカード」です。この本の中にも紹介されています。
説明が多くなってしまうので、青い環が背景にある薔薇だけ手順を追います。
このカードは「画仙紙」です。
良くにじむのでさっさと描きましょう。
先ず、ブルーグレイの色を平筆でクルリと輪っかに描きます。
次に丸筆で小さな点を赤で描き、その回りをワンラインで囲っていきます。内側から外側へ赤・黒・金などで描き「がく」を描きこむと薔薇らしくなります。
少し右下にタテラインで「蕾」を描きます。おなじように「がく」を描き細いラインで茎を、ワンラインで葉っぱを描いたら薔薇が出来上がります。
まとまりが欲しいなら余白に太目のラインと「筆しぶき」をあしらいましょう。
最後に「金色」で「ROSE」を書き入れて完成です。
上手にできましたか?
2・3回かくとコツがわかります。
うまく描けたら、フレームに入れて玄関先に飾っておくといいですね。
さて、身体も軽やかに感じる季節・・色々な事に挑戦したくもなります。
また4月の中旬にお便りするまで、ご機嫌よう。
さとだて